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身体の協調性(コーディネション能力)を鍛えるとは

簡単に言えば、『センス』や『運動神経』とも言えますね。

身体の機能を高めるために内的感覚を高めることが必要ですが、科学的なメカニズムをいくつかお話しします。

1・プロプリオセプターの刺激

プロプリオセプターとは、筋肉や関節、腱、皮膚などに存在する身体感覚受容器(受容器とは受信センサーのようなもの)のことです。これらの受容器は、身体の位置や動き、筋肉の緊張などを感じ取り、脳に情報を送信します。身体感覚受容器であるプロプリオセプターを刺激することで、自己知覚、位置覚、運動感覚などとも呼ばれる自分の体の位置や動きを感じることができる感覚身体の感覚を高めることができます。

例えば、ヨガやピラティスなどのトレーニングは、身体の感覚を高め易いと言われています。

2・神経可塑性の変化

神経可塑性とは、神経系が経験に応じて変化する能力のことです。トレーニングや運動によって、神経系の可塑性が変化し、身体の感覚を高めることができます。

例えば、バランスボールなどの不安定な面でのトレーニングは、神経系の可塑性を変化させ、身体のバランス感覚を高めることができます。

3・知覚閾値の変化

知覚閾値とは、感覚器官が刺激を感じるための最低限度の刺激の強さのことです。トレーニングや運動によって、感覚器官が感じる最低限度の刺激の強さを下げることができます。これによって、身体の感覚を高めることができます。身体の機微に対して敏感になるということですね。

まとめ

これらのメカニズムを活用することで体の協調性が高まり『センス』『運動神経』が磨かれます。

シニアや運動が苦手な方でも身体の感覚を高めることができます。例えば、歩行や軽い筋力トレーニングでも、身体感覚を高めることができます。(ただし、身体の状態やトレーニングの内容によっては、運動やトレーニングが困難な場合もあります。その場合は、医師や専門家の指導の下で運動やトレーニングを行うことをお勧めいたします。)

ピラティスやボディワークが運動強度が低いのに結果が出る理由はここにありますね。

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是非ご体験ください!

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